タロットカード占いの独学

【基礎】タロットカード占いを学ぶなら知っておきたい起源の話

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タロットカード占いはいつから始まったものなのか?
勉強し始めの方でも分かるように要点を絞ってお話しします。

せっかくタロットカード占いを学ぶのであれば、占いの歴史を知っておいて損はありません。

どんな背景があって今の形になったのかを知っていると、より深いリーディングができる可能性があるからです。

今回はWikipediaや様々なタロットの文献を元にして、「知っておいて損のないこと」をテーマにまとめました。

この記事の要点
  • タロットカードの起源の話
  • タロットカード占いの起源の話
  • 有名なライダー・ウェイト版の始まりの話

実はタロットカードというのは、最初は占いのための道具ではなかったのです。

最初の頃は今で言うトランプのような娯楽目的で使われていたと言われているのを知っていましたか?

そんなところからお話ししていきます!

タロットカードの起源

タロットカードの起源まずはカード自体の起源から

もともとタロットカードは占いのためではなく、目的で使われいたとされています。

ここで先に占いの始まりではなくタロットカード自体の始まりからお話ししていきます。

始まりは不明

いろいろ調べたのですが、タロットカード自体の始まりは不明と言う結果になりました。

調べた中で見つけた説をここでいくつか紹介していきます。

諸説1:古代エジプトやユダヤから存在していた説

いろいろ調べてみたのですが、この古代エジプトやユダヤから始まったと言うのは証拠が全くありませんでした。

強いて言うなら、古代エジプトやユダヤからタロットカードが存在していたと言う話が昔からずっと語り継がれていると言うことです。

象形文字と言う概念があったところから、あながちただの噂ではないかもしれません。

諸説2:ジプシーが占いで使っていた道具が派生

ジプシーとはヨーロッパ各地に存在する移動型民族の総称です。

このジプシーの人たちが占いに使っていた道具がタロットカードになったと言う説もあります。

諸説3:約700年前のフランス説

次の歴史の項目で詳しく説明しますが、約700年前のフランスで当時の王様が画家にカードを作らせました。

そのカードには絵が書かれていたとされています。

リアリティのあるタロットカードの歴史

1392年フランスで王様に献上

文献に残っていて記録上をさかのぼれる限りでは、1392年にシャルル6世のタロットと言うものがあります。

シャルル6世が画家に作らせたもので、絵が書いてあるカードだったと言われています。

しかし、このタロットカードは現代にはもう残っていません。

なので、実際にどんなものだったかというのは不明です。

現存する最古のタロットは15世紀のもの

シャルル6世が作らせたものは残っていませんが、次に古いのが15世紀に作られたもので、複製ですが存在しています。

『ミンキアーテ版』といいます。

さらに現存するタロットカードは、『ヴィスコンティ・スフォルツァ版』。

15世紀半ば、北イタリアで作られたとされているものです。

まだこの頃はタロットカードは占いとしての道具ではなく、娯楽目的で使われていました。

タロットカードが占いとして広まっていくのはそれから300年先の18世紀になったあとからです。

タロットカード占いの起源

タロットカード占いの起源占いになっていったのは・・・

ここからは、タロットカードがトランプのような娯楽の道具ではなく占いの道具として使われるようになったお話をまとめます。

タロットカードが占いとして使われるようになったのは18世紀

タロットカードが実際に占いの道具として使われるようになっていったのが18世紀になってからでした。

先ほどお話した通り、タロットカードが広まってから300年以上も経った後からだったのです。

そして、18世紀と言うと1700年代。

今から約300年前と言う、占いの中では比較的歴史は浅いんです。

広めたのはフランス人

本名は「ジャン・バプティスタ・アリエット」

芸名は「エテイヤ」

Allietteというつづりをさかさまにしたものです。

このエテイアがいなかったら、タロット占いはここまで普及しなかったかもしれません。

または別の形になっていた可能性があります。

若いことから、トランプ占いの研究をはじめカードを使った占いの第一人者となりました。

有名なタロット「ライダー・ウェイト版」の始まり

タロットカード占いに興味がある方なら誰でも1度は見たことがあるカードではないでしょうか?

ライダー版、ウェイト版と言われたりしています。

ここではこのライダー・ウェイト版が誕生した話をまとめました。

アーサー・エドワード・ウェイトが作りライダー社が発売

アーサー・エドワード・ウェイトは黄金の夜明け団と言う秘密結社に所属しているメンバーの1人です。

このアーサーが作ったカードのことをライダーウェイト版といいます。

*実際には、アーサーがデザインし、絵に描いたのは別のパメラ・コールマン・スミスという人でした。

1909年。その作られたタロットカードを発売したのがライダー社であったことから「ライダー・ウェイト版タロットカード」と呼ばれるようになりました。

黄金の夜明け団とは秘密結社

西洋占術の発展に大きな影響を与えた集団として、黄金の夜明け団が有名です。

西洋魔術結社

1800年代末、イギリスで創設された集団。

そこに所属していたのがアーサー・エドワード・ウェイトでした。

創設者はフリーメイソン

簡単にフリーメイソンの話もしておきます。

秘密結社のフリーメイソン世界のいたるところに存在していて、実は裏で世界を操っているのではないかとも噂されるほど、力を持っている集団です。

権力者や、天才の人が集まっていると予想されます。

黄金の夜明け団はフリーメイソンに所属していた3人のメンバーが立ち上げました。

まとめ︰タロットカード占いが広まったのは比較的最近

いつも、最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

タロットカードはもともとは娯楽の道具トランプのような物として親しまれていました。

そこにフランス人が意味を見いだし、占いへと発展していきます。

解釈はあとからついてきたモノ

ここまでお話してきたように、タロットカード占いを始めるとついてくる解釈や意味。

解釈はあとからついてきたもの。

どんなタロットカードの解釈にしたとしても、間違いではありません。

心・知識・直感を磨こう!

巷にあるタロットカード占いにおける解釈は、カードに書かれているシンボルや雰囲気から連想されるキーワードを日本語っぽくして表しているだけです。

タロットに書かれている絵から受ける印象は、占い手側、相談内容、カードが置かれた場所によって変わってきます。

占う人のフィルターがかかっています。

相談者さんの人生が良くなるように、心、知識、直感を磨いておきたいですね。

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